2012-01-01から1年間の記事一覧

・写真・美術と映画の違い 美術家がつくる映画 『オフィスキラー』1997年 シンディ・シャーマン監督

美術家、アーティストが映画を監督したといえば、アンディー・ウォーホールなどが 有名だが、 シンディ・シャーマンも映画を監督している。ウォーホールの映画は アンダーグランドの実験映画だが、シャーマンの映画は普通の脚本・ストーリーのあるホラー映画…

sinthome photography 

『sinthome photography ♯2』

artist; Hideto sugano works;『sinthome photography ♯1』 2012.

『sinthome photography ♯1』

artist; Hideto sugano works;『sinthome photography ♯1』 2012.

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2012 japan siga kusatu

 パレスチナ問題 『ミュンヘン』2005年映画 スティーヴン・スピルバーグ監督

1972年9月5日、ミュンヘンオリンピックの開催中、パレスチナの過激派組織「黒い九月」のメンバー8名が、 オリンピック村のイスラエル選手団宿舎に侵入、抵抗してきた選手ら2人を殺害し、残る9人を人質に取る。 彼らはイスラエルに収監されているパレスチナ人…

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2012 japan siga zeze

映画のメタ・レベル  『8 1/2』(1963)監督フェデリコ・フェリーニ  

本作のタイトルは、本作がフェリーニ「単独」による8作目の作品であり、さらにフェリーニの処女作 「寄席の脚光」でアルベルト・ラットゥアーダが共同監督をしたのでそれを「半分(1/2)」として加えると 「8 1/2本目」の作品となることにちなんでつけられたも…

『孤独な場所で』(In a Lonely Place1950)

ニコラス・レイは最初フランク・ロイド・ライトの下で建築を学んだが、数ヶ月で決別。 ニューヨークで左翼演劇活動に参加するなどし、映画監督になった。『孤独な場所で』 (In a Lonely Place1950)はドロシー・B・ヒューズによるシリアルキラーを題材…

映画史の引用から写真史の引用へ  「パンチドランク・ラブ(2002)」

ポール・トーマス・アンダーソンの「パンチドランク・ラブ(2002)」はなかなかいい 映画だと思う。いや、かなり、面白い。映画は映像と音で構成されている。しかし、映画 の話になるとストーリーやテーマなどがほとんどになる。映画を写真のように見るとはど…

ウディ・アレン監督『ミッドナイト・イン・パリ』

ウディ・アレン監督『ミッドナイト・イン・パリ』を友達に勧められて観たんだけど なかなか面白かった。冒頭のシーンでパリの風景ショットが長く続くところで凡庸の 映画とは違うと確認できる。平行世界的なモチーフをあつかっているのは今のテーマ としては…

ジョン・カサヴェテス「こわれゆく女 A Woman Under the Influence (1974)」

先日、イメージ ホーラムでジョン・カサヴェテス「こわれゆく女」 を見た。十年前にビデオを買って見たがその後全く見返してなかったので ほとんど忘れていた。登場人物がコミニュケーションできず、いがみあう 映画なのでけして読後感はよくないが、何かあ…

 Mike Kelley 「ヴィデオ」 ワコウ・ワークス・オブ・アート. 六本木

ワコウ・ワークス・オブ・アート. 六本木でマイク ケリーのビデオ作品を見た。 画像自体も荒く変なキャラクターがでてきて、チープな感じなのだが、深みもある傑作。 作品の長さが意外と長く、構成と編集ががかなりしっかりしているので最後まで破綻せずに見…