パレスチナ問題 『ミュンヘン』2005年映画 スティーヴン・スピルバーグ監督

1972年9月5日、ミュンヘンオリンピックの開催中、パレスチナの過激派組織「黒い九月」のメンバー8名が、
オリンピック村のイスラエル選手団宿舎に侵入、抵抗してきた選手ら2人を殺害し、残る9人を人質に取る。
彼らはイスラエルに収監されているパレスチナ人の解放を要求。解決は西ドイツ警察に任されることになったが、
テロリストとの銃撃戦の結果、イスラエル選手団9名が殺害され、人質11人全員死亡という悲劇的な結果に終ってしまう。
この事件に対し、イスラエル政府は報復を決意。テロの首謀者とされる11名のパレスチナ人の暗殺を計画する。

ミュンヘンオリンピック事件で犠牲となったモシェ・ワインバーグ(テロリストに抵抗し銃で頬を撃ち抜かれ鮮血
を吹き出すレスリングのコーチ)を実の息子であるグリ・ワインバーグが演じている。