ベトナム戦争を描いた映画 再読  『フルメタル ジャケット』 と『ディアー ハンター』

 少し前にBSの番組でオリバーストーンが監督したアメリカのテレビ番組
ドキュメンタリー『シリーズ オリバー・ ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』
ベトナム戦争時代編を見た。それで、もう一度ベトナム戦争ものの映画を見返そうと
思い今回は『フルメタル ジャケット』と『ディアー ハンター』を見た。
 小学生の時に見てトラウマになった映画で、今回もう一度見てみて両方とも強烈な
印象を受けた。二本とも構成は二部に分かれていて前半はアメリカ国内が舞台で
後半ベトナムの戦場が舞台になる。アメリカ国内だろうがベトナムの戦場だろうが、
狂っているのは同じで、映画・文化の中に狂気がでてくるが現実にベトナム戦争はあった
のだから。現代史とは狂気とともにあり、それを直視しない人間がほとんどだった。それは文化の中の狂気だろうが現実の狂気だろうが直視するのを人は嫌う。