人間の視線とバイアス

 デジカメの機能で、横にずらして3回撮ってパノラマに繋いでくれるというモードで最近撮ってると、日常、肉眼で見ている時もこの感じが残っていて目線を三回スライドさせてパノラマで見るというバイアスがかかる。そうすると普通に撮っていた時にはない、世界・空間の連続性と延長性を認識しながら見ている感じになる。多木浩二が『眼の隠喩』で書いてるように人間の視線は無意識にしろ文化やメディアなどの影響をうけ、制度やバイアスがかかっている状態で見ているのだと思う。


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